レンズ解説 Mマウント
Mマウント始まりの時代は、M3の発売と共にある。第二次世界大戦も終わり東西に分裂したライバルであるカール・ツァイスは勢いが無くなり、まさに高級35mmカメラ、レンズはライツ社の独占状態であった。しかし初期の頃は、それまでのバルナック型ライカ用レンズをMマウントに作りかえたものが多かったが、徐々にMマント独自のものが多く現れるようになる。
時代的にM4の頃まで(1970年位まで)のライツ黄金期の製品はレンズのみならず、どの製品をとっても作りがよい。まさに工芸品と言っていいほどのものを作り出している。ライカを知るファンはこの時代までの中古品を求めるものだ。
Mマウントは現行M8まで続いている。ほぼユニバーサルマウントと言ってもよく、サードパーティーからも多くのMマウントレンズが発売されている。
※一応そのレンズの対応フードも載せてあるが、ライツは1960年くらいにコードをアルファベット表記から数字表記に変更している。IWKOO(12502)とあれば、()内は同じものである。IROOA(12571)、12585とあれば古い順に載せてある。

