ライカを買おう
ライカを買おう>ライカを学ぶ>ライカ解説M型ライカ

M型ライカ

ライカと言えばレンジファインダーカメラのことを指すのに、多くの人は納得するだろう。しかし、その中でライカと言えばバルナック型だという人と、M型だという人で分かれることが多い。どちらもライカなのであるが、まあ好き嫌いの問題であろう。多くのライカ病患者はM型ライカから発病する人が多い。

M型ライカを年代順に追ってみる。M型のMはmesssucher(メズスハー)のM。つまり、距離計ファインダーのこと。M3の3はレンズにあわせて、3つのフレームが出ることを意味する。しかし、M2だからと言って2つのフレームしか出ないことではなく、M2からは単にスペックダウンを意味する。
M3が最初の発売であったM型であるが、バルナック型ライカ同様、3と言う数字はライツにとって最高級機を指し、2はそのスペックダウンモデル、1はさらにスペックダウン機、と位置づけていた。M4になってからは単に、ニコンF型のように後続機を意味するようになった。一応上から古い順。


M3 ライカの王様

M3 初期1954年〜1966年。22万台製造。シリアルナンバーは700000から始まっている。バルナック型ライカに改良を加え進化したモデル。巻き上げをレバーにし、裏蓋が開くようになりフィルムが入れやすくなった。また、自動リセットのフィルムカウンターが付き、レンズがワンタッチで装着できるようバヨネット方式になった。一番の改良点はファインダーで、距離計とビューファインダーが一体型となった。その測距部がライカの優れていたところで、虚像と実像の境がはっきりと分かる。これにより、バルナックまでのぼやけた測距部より精度が高い。M3のあまりにも高い完成度がライカの首を絞めたとされる。
ライカユーザーなら一度は手に入れたいM型である。台数も多いので値段もこなれたライカの一つでもある。0.91倍の見た目に近いファインダーであるが、文句の付け所としては、50ミリフレームが常に出ていること、そのフレームの角が丸いことがあげられる。
M3 中期
[バリエーション]
詳しくはライカ・コンタックス ブログを見てもらいたい。詳しすぎるくらい分類してある。大きく分けると初期・中期・後期に分類できる。

初期は上の写真のようにフレームセレクターがないモデル。このM3がライカ全部の中で最も感触がよいと思われる。M3を買うならこれである。
中期はフレームセレクターが付いて2回巻き上げ。
後期は1回巻き上げである。

[珍品ライカ]
M3 ブラックペイントブラックペイント:程度の良いものはあまり見ないし、オリジナルだと100万円以上する高額ライカ。リペイントものはよく出回っている。当時のペイントは質が悪く、デットストック以外剥げたものしか無い。M4の時代でもそうで1週間も使っていると剥げ始めたそうである。そのペイント剥がれが中古カメラ屋のうまい謳い文句でワビサビということになっており、ライカ病の中でもブラックペイント症候群は重度の患者が多い。

オリーブペイントビックM:カナダ製ライカM3。軍艦部のM3の刻印が通常の刻印より大きい。ちゃんと軍艦部にMidlandと刻印してある。しかし、M3のロットの中にはカナダ製でも通常のM3と変わらないものもある。詳しくはライカの製造番号で調べて欲しい。

オリーブペイント:西ドイツ軍用ライカ。


MP 売れないが故にレアライカ

1956年。約400台製造。M3の初期の頃に作られた。ライカビットを付けれるようにしたモデルで、構造上自動復元式のフィルムカウンターはM2のような手動式になった。プロ用と言うことでセルフタイマーはない。軍艦部にはMP-XXXと刻印。
M3の初期は2回巻き上げで迅速に巻く方法が必要な人があった。アルフレッド・アイゼンシュタッドに供給したモデルがMPEで、MPのプロタイプである。これを量産したのがMPであったが、売れずに402台で製造中止になった。M3の後期になると巻き上げも1回で済み、ライカビットの必要性が怪しくなったからかもしれない。
トップカバーが交換されたものが多く、底蓋をはずし、ベースプレートを外すとP123とプリントしてあるが、これが軍艦部の番号と一致するのがオリジナルである。

[バリエーション]
クロームとブラックペイント。


M2 M3かM2かそれは人生の選択そのものだ

M2 初期1958年〜1968年。88000台製造。M3のスペックダウンモデルと位置づけた。ファインダー倍率をM3の0.91倍から0.72倍にし、135ミリフレームを無くし、35ミリフレームを加えた。それにより、報道関係者にとっては35ミリが使える点で重宝された。また、フィルムカウンターも簡素化され手動式になった。M3より優れた点としては、ライカビットが付けられることだ。M3ではライカビットを付けるためにライカMPというモデルがあったが、M2では全部に付く。

M2 中期[バリエーション]
M2のバリエーションはライカの中で最も多い。

初期型
:上の写真のように、巻き戻し解除レバーがボタンである。ボタンを押している間、巻き戻せる。少し後に一度押せば戻らなくなるボタンに改良された。また、採光窓が12条の内ギザ(外側はツルツル面)である。これが外ギザになり、後期にはM4などと同じような荒い採光窓になる。セルフタイマーはない。M2 後期

中期型:セルフタイマーはないが、巻き戻し解除がレバーになったモデル。

後期型:セルフタイマーが付いた。もはやM3のスペックダウンとはいえないくらいにお買い得になってしまった。




M2モーター[珍品ライカ]
ブラックペイントM2:上記写真にあるように、ブラックペイント。
M2ブラックSP5:軍艦部にSP5と刻印。アメリカ海軍仕様?
グレーペイントM2:西ドイツ軍仕様。グレーペイントでわずかに10台程度。
カナダ製M2:軍艦部にミッドランドの刻印。M3でも述べたがジャーマニーとしてあってもカナダ製のものはある。ちゃんとカナダと刻印してあるものはレアである。

M2モーター(M2-M):モータードライブ仕様のM2である。軍艦部にM2-Mと刻印してあるものと無いものがある。底蓋をあけると現行のM6のように電気接点が見える。

M2-MM2-R:M2後期になるとM4と製造時期が近いのでM4のフィルムのクイックスピード・ローディングを組み入れたM2がある。M2-Rの刻印があるものはアメリカ向けに作られたもので、無いものはヨーロッパ内の販売だった。Rの刻印がないものをM2-S(スペシャル)と呼んだりする。


MP2 M2-Mのプロトタイプ

10くらい製造。M2-Mが出来る前のプロトタイプであるが、軍艦部にMP2と刻印されている。モータードライブ仕様のプロトタイプではあるが、メカが組み込まれていない。シャッターボタンが通常のM2とは違う。

[バリエーション]
クロームとブラックペイント。

M1 オリンパスOMの名付け親

M11956年〜。9392台製造。M2から距離計を省いたもの。フレーム枠も切り替わらず、35と50が出っぱなし。よってフレームセレクターレバーとセルフタイマーはない。測距窓をM1と書いたプレートでふさいでいる。M2の初期型・中期型のモデルからの転用が多い。

オリンパスOM-1は初めM-1という名前であったが、

[バリエーション]
クロームとブラックペイント。

M1 オリーブ[珍品ライカ]
オリーブペイントM1:西ドイツ国防軍仕様。背面にBundeseigentumと刻印されたものと、無いものがある。約50台。




MD のっぺらぼう

ライカMD1964年〜1966年。3216台製造。これ自体が珍品である。Tc、Tf、Tgと同じように、距離計・ファインダーを無くしたモデルで、中身はM2である。M2と違うところは、データが写し込めるように底蓋とフィルムレールにデータバーを挿入できるよう加工してある。

[珍品ライカ]

ハンマートーンライカMD
:グレーのハンマートーンMDである。たった10台。レア中のレアである。

ポストライカ:ヨーロッパ諸国の郵政省仕様。電話機の使用度数の記録用に使われた。ズマロンf2.8が固定で付いている。

その他MDは特殊用途で製造されたため、細かく見ると珍品は多岐にわたる。


M4 スタイリッシュ・ライカ

M41967年〜1975年。58822台製造。72年から2年間、製造していなかったがM5の不評を受け74年からカナダで再生産された。機種別ライカの買い方のM3の項目を見て欲しいが、カナダ製は後のロストジェネレーションにつながる質の悪さがある。M4自体製造台数が少ないので、割合高値で取り引きされている。
M2と変わったところは、フィルムの巻き戻しをノブからクランクにしたこと、フィルム装着を簡単にしたこと、フレームセレクタレバーとセルフタイマーレバーを左右同じプラスチック片の付いた四角い形にしたこと、バルナック型のVcから続いていたトップカバーのエプロンを廃したこと、巻き上げれバーを二段折りのプラスチックの当たりを付けたこと、フィルムカウンターがM3のように自動復元式に戻った、などがあげあれる。M4はM7まで続くモデルのデザインの完成形ともいえる。

[バリエーション] 電球テカリマーク
製造台数が少ないのでバリエーションらしいものはないが、細かく見ると少しはある。
M4の117万台では底蓋にopen、closeの刻印があったがすぐになくなった。
118万台までフラッシュバルブの電球マークにテカリがあった。
レンズ脱着ボタンにM3のようなカラーの付いたものが少量ある。

と、これくらいしかバリエーションはない。 裏蓋 刻印付き










[珍品ライカ]
M4 ブラックペイントブラックペイントM4:ブラックペイントのM4である。








M4 ブラッククロームブラッククロームM4:ブラッククロームのM4である。色の違い以外に通常と違うのはクランクに刻印がないことと、セルフ・フレームセレクターレバーが後のM4-2のプラスチック片の形状に変わった。


オリーブペイントM4:西ドイツ軍使用に少量供給している。

カール・ツァイスM4:ライバルメーカー・カールツァイスに供給したライカ。この頃ツァイスはカメラ事業から撤退していたためだろう。シリアルナンバーの前にM○と刻印してある。

M4 50周年記念50周年記念M4:1975年はライカが登場してから50年にあたる。その記念モデルである。当時に発売していたM5、SL-2、ライカCLにも50周年記念モデルはある。




M4-MOTM4モーター(M4-MOT):モータードライブ使用にしたM4。底蓋をあけると電気接点が見える。刻印は軍艦部にM4-Mとある。これが後期になるとM4 MOTと刻印されてる。


M4-MDa:MDと同じようにデータが移し込めるようにしたモデル。軍艦部にM4-MDaと刻印。

KE-7A エルカン KE-7A:最も有名なコレクションライカ。アメリカ軍仕様。悪条件に耐えるようにした特別製ライカで、耐寒・防塵に優れている。
ブラッククローム仕上げだが、セルフ・フレームセレクターレバーは通常のM4と同じプラスチック片が使われている。
軍艦部と背面に刻印があるが、背面の刻印の少ない方は民間に発売されたものである。エルカン50ミリf2とセットで販売され、今でもこのエルカン50ミリとセットで売られていることが多い。コストダウンレンズなのでパフォーマンス的にはズミクロンより劣る。
軍用の刻印
民間用の刻印

MDa 存在自体がレアライカ

MDa1966年〜1976年。14308台製造。M4のファインダーを取り去ったモデル。MDの後続機。特殊用途で使用された。

ほとんどM4だが距離計がないためフレームセレクターレバーはない。またセルフタイマーもない。何故だか、巻き上げれバーはM4のプラスチックの付いたものではなくM2のままである。

[珍品ライカ]

モーター仕様MDa:モータードライブが付けられるようにしたMDa。軍艦部にちゃんとMDa MOTと刻印。M6パンダのようなパンダ仕様である。

ポストライカ:MDaでもポストライカを作っているが、珍品としてはカメラ正面右とベースプレートにPOSTと大きめにプリントしてあるものがある。また、ポストライカと言えば、ズマロン35ミリであるが、ズマロン28ミリが付いたものある。

M5 大ライカ万歳!弁当箱ライカ

M51971年〜1974年。約31400台製造。M型ではM4-2に次いでせいぞうが少ない。すべてドイツ製。外観が左写真のように大きくなって、露出計が内蔵された。またホットシューも付けられ、フラッシュが使いやすくなった。
大きくなった外観は、弁当箱、などと揶揄され批判が多かったが、近年見直され、大きなレンズを付けて時のホールディングのし易さや、露出計のメーターの見やすさなど評価があがってきた。機種別ライカの買い方のM5の項でも紹介しているので参考にして欲しい。

今になって評価と値段が上がったM5であるが、当時は人気が無く製造台数が伸びず、早めに製造中止になっている。M3が発売なったときもバルナック型とは大きく異なるスタイルだったため最初は批判が多かった。そのためライツとしてはユーザーに媚びバルナック型回帰のVgを作った。M5も同じで製造をうち切り、進化したはずの露出計を外し、M4までのスタイルに退化したM4-2を発売するのである。

[バリエーション]
クロームとブラックペイント。クロームの方が稀少。
ストラップ吊り金具が初期は縦吊りのみの2カ所、後期は横吊りも加わって3カ所になった。下記写真は後期のもの。
M4と同じく50周年記念モデルがある。
M5 クローム
M5 50周年記念

ライカCL コンパクト・ライカ

ライカ CL1973年〜1976年。65000台製造。CLはコンパクトライカの略。M5のコンパクト版をねらって作られた。ミノルタのOMEである。そのため日本国内ではLeitz minolta CLのネームで売られた。違いはトップカバーのネームだけであるが、Leica CL の方が人気と値段が高い。小さいながらちゃんとライカを感じることが出来る機種である。
M5のコンパクト版と言うこともあって露出計内蔵で、CL専用のレンズも発売された。ズミクロン40ミリF2とエルマー90ミリf4である。CL連動用カムはM型とは異なるためこのレンズ以外では距離計に連動しないこともあるし、CL用のレンズもCLのために作られてるので、M型では距離計が正確ではないことがある。

[珍品ライカ]
ライカ・ミノルタ CL50周年記念モデル:M5と同じく50周年記念モデルがある。同じような記念刻印がしてある。

ライカMC:Leica CLと刻印するところが、Leica MCとなってる。




M4-2 M4マイナス2 ロストジェネレーションの始まり

M4-21978年〜1980年。16000台製造。M型ライカの中で最も製造台数が少ない。M4とM5が1975まで作られたが、ライツの経営が悪化し3年間ライカを製造をやめている。日本製の一眼レフに敗北した形である。当時はレンジファンダー機のライカ製造をうち切るつもりであったが、世界中の要望と一眼レフでの勝負をあきらめたのか、再び製造を開始した。それがM4-2で、すべてがカナダ製である。
M4-2はM5の後続機であるが、M4のリバイバル機でM5より退化してる。M4と変わった点は、ホットシューが標準装備、モータードライブ機構が付いた、セルフタイマーが省かれた、フィルムインジケータの簡素化、軍艦部の刻印がLeitzだけになった、である。

M4マイナス2と揶揄されるように、正直作りが良くない。これはM4のカナダ製から始まったようで、何故かM3の時代ではあまり問われなかったカナダ製の作りの悪さがM4-2で開花した。ライカの書体がコンピュータ文字のようにカクカクものに変わった頃からのレンズ・デザインをニュージェネレーションと呼ぶが、批判を込めてM4-2以降のライカをロストジェネレーションと中傷するようだ。

[珍品ライカ]
ロゴマーク付き:初期ロットで100台くらいにM4-Pと同じような赤丸のロゴマークが付いたものあがる。

MADE IN CANADA:軍艦部ホットシュー上部にMADE IN CANADAの刻印。

WETZLAR:軍艦部のLeitzの刻印の下にWETZLARと刻印してあるもの。

クロームM4-2:M4-2はすべてがブラッククロームであるが、特別に作ったもの。

ゴールドM4-2:ゴールド仕上げのM4-2で、バルナック誕生100年を記念して作られた。24金メッキ、トカゲの革張り、1500台製造。

MD-2 存在自体がレアライカ

MD-21980年〜1986年。2600台弱製造。カタログにも載らなかった存在の薄いライカ。MDaの後続機でM4-2のファインダーを取り去ったモデル。今までMD系は正面に何も刻印していなかったが、これは刻印があり、間延びしたトッププレートを埋めていて一寸はかっこよく見える。写真のように戦闘的に使うのが粋なのかもしれない。

[珍品ライカ]
ロゴマーク付き:初期ロットで100台くらいにM4-Pと同じような赤丸のロゴマークが付いたものあがる。

MADE IN CANADA:軍艦部ホットシュー上部にMADE IN CANADAの刻印。

WETZLAR:軍艦部のLeitzの刻印の下にWETZLARと刻印してあるもの。

クロームM4-2:M4-2はすべてがブラッククロームであるが、特別に作ったもの。

ゴールドM4-2:ゴールド仕上げのM4-2で、バルナック誕生100年を記念して作られた。24金メッキ、トカゲの革張り、1500台製造。

M4-P M6マイナス露出計

M4-P ブラッククローム1981年〜1987年。22444台製造。すべてカナダ・ライツ製。M4-2との違いはファインダーに28oと75oフレームが付いたこと。この6フレーム・ファインダーは今後のライカのずっと受け継がれる。M4-2でも若干あったが、赤いロゴマークが付いた。

[珍品ライカ]
クロームM4-P:
クローム仕上げのM4-Pである。ブラックが18057台に対して、クロームは4334台でレアである。
M4-P シルバークローム
エベレストライカ:1982年にカナダの登山隊がエベレスト登頂にした記念に発売したライカ。軍艦部にエベレストをイラスト化した三角ロゴが刻印されている。

70周年記念・M4-P:ウルライカから70年たったので作られて記念ライカ。カメラの反面にライカ化のロゴと1913-1983、シリーズナンバーが記してある。


M6 最も売れたライカ・最も感触が悪いライカ

M6 ブラック1984年〜1997年。M4の後期からカナダ製であったが、M6になってからはドイツ製が復活した。また製造途中でライカの経営権がライツ一族からは離れ、ライツ社ではなくライカ社となった。それが証に、トップカバーの赤いロゴマークがLeitzからLeicaとなった。

M4-Pと変わった点は、露出計が内蔵されたためM4-Pのロゴマークがあった所に電池室が設置されロゴマークはトップカバー正面に移ったことだ。このロゴマークは賛否両論で、かわいいという人もあれば、いかにもライカを持ってますと自己アピールした出しゃばった感じが嫌だという人もいる。あげくには、いかに丁寧にあの赤色後を黒く塗りつぶすかが論議されたりもしている。
M6 シルバークローム
トップカバーのファインダ窓や測距窓付近も真っ平らに変更され、何となくコストダウンの後が見えるがダイキャスト技術の進歩なのだ。
またボディー革張りもソフトなものに変更された。バックドアのフィルムインジケータが感度設定ダイヤルになったため、2oほど突出している。
ストラップで傷が付かないようにと、トップカバーの横にプラスチックのプロテクターがついた(初期のM6には付いていない)。何だか貧乏くさい。

ファンダー倍率は0.72倍、0.58倍、0.85倍から選べる。

[珍品ライカ]
M6 チタンM6チタン:ボディーの革張りがオーストリッチ風仕上げ。チタン仕上げと言っているが、チタン塗装である。色はもちろんチタン色。

パンダ仕上げ:巻き上げレバー、巻き戻しクランク、シャッターダイヤルが黒いM6。

M6 プラチナ仕上げM6プラチナ:プラチナ塗装のM6。ボディー革張りは蛇皮である。






M6JM6J:M3もどき。一見M3の風のトップカバーだが、巻き戻しノブではなく、クランクである。巻き上げれバーはM3時代のものである。M3の復古版を期待したファンをがっかりさせた。付属のエルマーも昔風にアレンジして発売した。

その他記念モデルがあまりにも多いので、省略する。


M6 TTL 次機を待ち望んだファンをガッカリさせた。

ライカ M6TTL1999年発売。ほとんどM6。M6にフラッシュ・ダイレクト測光がプラスされた。そのおかげでボディーの高さが2.5o高くなった。たった2.5oだが、M4のスタイルを崩したと一部で酷評された。また、ライカにフラッシュなんぞいらん、と言う人にはスタイルを崩しただけの全くいらないお世話である。

シャッターダイヤルは大型化され、一番の問題はシャッタースピードの刻印が従来の反対周りになってしまった。おそらく、ファインダー内の露出指標の方向に合わせたのであろうが、今までのライカが手に馴染んでいる人にとってはありがたくない改悪だ。

[珍品ライカ]
M6TTL LHSAM6TTL LHSA:LHSA(アメリカのライカ・ファンクラブ)の35周年モデル。LHSAはライカ社が無視できないほどの団体であるが、これまでのLHSAの記念モデルはくだらない刻印モデルばかりだったが、ここにきておもしろい企画を出すようになった。このM6TTLはブラックペイントである。M4以来ブラッククロームだけだったライカ社にブラックペイントを復活させた意味は大きい。写真は白黒ではなく、エンブレムが黒色である。

M6TTL 2000 ミレニアムM6TTL 2000(ミレニアムバージョン):2000年に発売された2000台限定のミレニアムモデル。LHSAがブラックペイントの復活をライカ社と練っていた最中の発売だけあってLHSAの胸中は穏やかではないだろう。M6TTL・LHSA記念モデルが単にM6TTLのブラックペイントに留めたに対し、こちらはM2のように巻き上げれバーと巻き戻しレバーをいじくっている。そのくせ外観はM6TTLままで、全く中途半端である。

M6TTL JAPAN:M6TTLにM6TTL2000のようなトップカバーのleicaの刻印が付いたもの。

M7 コニカ・ヘキサーRFより劣る。でも作りは良い。

M72004年発売。ほとんどM6TTL。M6TTLに電子シャッターAE機能、DXコードが追加された。M6、M6TTLの初期で問題になっていたファインダー内の測距部分のハーレーション(逆光などでピントを合わせようとすると、測距部分がてかって二重像が非常に見づらくなる状態)はM7では完全に解消された。色はシルバーとブラッククローム。

電子シャッターなのでマニュアルで4秒〜、AEでは32〜1/1000まで使えるようになったが、横走りの最高速限界か日中の絞り開放は夢の話である。1/60と1/125は機械式。これだったらAE登載のレンジファインダーカメラはコニカ・ヘキサーRFに任せておいた方がいいように思うのだが。

シャッターダイヤルの表示は相変わらずM6TTLのまま。ここら辺の変更はライカ社は頑固だ。

M7は意外に評判はいい。それは作りが何となく良くなったことだ。フィルム巻き上げにしろ、シャッター音にしろ精密感が感じられる。トップカバーを亜鉛ダイキャストから真鍮に戻したのは結構シャッター音に影響している。

[珍品ライカ]
M7 JAPAN:M6TTL JAPANの様に軍艦部刻印付きのもの。

M7 チタン










M7 チタン
:上下カバーにムクのチタン材を使用した限定モデル。レンズの鏡筒にもチタンが使われている。ズミルックス50mm F1.4付きが149万円(税別)。28/50/90mmレンズが付いたセットが289万円。製造台数は50mm付きが500セット。レンズ3本付きが50セット。チタンは削りだし。京セラのコンタックスS2のようにチタニウム協会から表彰されるんじゃないでしょうか?M6チタンのような偽物ではなく、本当にチタンです。

MP 現行のMP、ライカの名前のややこしくなった。

ライカ MP2003年発売。MP6(限定400台)を斥候に、発売された。中身はM6であるが、電子シャッターのM7と機械式のMPが選べるようになったのはうれしい。外観はM2のようでフィルムカウンターはM2のような手動式ではなく、従来の自動復元式色はブラックペイントとシルバークローム。

ブラックペイントはLHSAが復活させてくれたおかげで相当に格好いい。しかしライカが安易にMPの名称を使ったのには頭をひねる。Pは当然プロフェッショナルの意味だが、M3時代ではプロが必要としてM型を使うかもしれないが、現在ではライカ販促のネーミングとして使ったイヤらしさが見えてならない。そのおかげでMPと言えばM3のMPか現行のMPか言い分けなくてはならなくなった。

ライカビットも復活したのもうれしい。が、ボディーとの連結方法が従来のライカビットとは違うので、M4-2以降の機種しか使えないのがつらい。M4、M5は永久にライカビットは付かないのかもしれなし、従来のライカビットは高価なままだろう。

[珍品ライカ]
MP エルメス・エディションMP エルメスエディション:エルメスとのコラボーレーションライカ。






MP6MP6:限定400台。MPの先駆け。ライカビットと共に発売された。MPと違うのは、軍艦部の刻印と多さと、ボディー革張りの素材。







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M8 あ〜あ、デジカメになっちゃった。

m82006年11月発売。デジタルカメラになり、シャッター最高速が1/8000までになった、布幕の横走り時代は終わった。CCDはフルサイズではなく小さく、伝統の「50o標準」を自ら崩した。

巻き上げレバーを廃したのは批判の声が多い。

初期不良もあり。コピペすると。

※黒の合成繊維を撮影すると、完全な黒でなくマゼンタが含まれる問題。これは「レンズの性能をフルに発揮できるよう、センサーの保護ガラスを可能な限り薄くしたため」としている。その結果、赤外線の吸収率が低くなり、色再現に悪影響を与えたことが考えられる。
この問題については、Mレンズ用UV/IRフィルター2枚(2種類のフィルター径)の無償提供で対応する。供給方法などの詳細は検討中という。
またライカカメラジャパンでは、焦点距離16〜35mmまでのレンズを使うときは、UV/IRフィルター、6bitコード付きレンズ、バージョン1.10以降のファームウェアを組み合わせることを推奨している。こうしたファームウェアは今後も必要に応じて提供するという。

だそうだ。怖いね。

M8.2 小数点のネーミングは正直やばい

M8.22008年発売。デジタルカメラになり、シャッター最高速が1/4000にダウン、布幕の横走り時代は終わった。CCDはフルサイズではなく小さく、伝統の「50o標準」を自ら崩した。

ホントに小改良なら巻き上げれバー付けようよ、と思う。社外製で疑似巻き上げレバー的なモノが出てきたくらいだから。

標準でブラッククロームだったM8ブラックだが、M8.2ではブラックペイントとなった。また、ライカロゴが黒字から銀文字に、ホットシューの塗装が銀色から黒色に変化。ボディの張り革はバルカナイトになった。
シャッターは金属縦走り。ただし静音化を図ったM8とは別のタイプとなる。その代わり最高シャッター速度が1/8,000秒から1/4,000秒に低下。液晶モニターのカバーガラスにはサファイアガラスを採用するなど、M8アップグレードサービスと重複する内容もある。

新機能として、「スナップショット」モードを追加。シャッタースピードダイヤルに新たに設けた「S」ポジションにすると、シャッター速度、ISO感度、ホワイトバランスを自動で設定するもの。Mマウントなので絞りはユーザーが決定、そのほかの主要な設定をカメラに任せるモードとなっている。絞り優先AEはM8から引き継ぐ。

シャッターボタン半押し状態で背面のメインリングを回転させると、露出補正が行なえるようになった。従来はメニューから補正値をセットしていた。また、ISOオートも新たに装備。すべてのモードで利用できる。

そのほか、メインスイッチのクリックストップの構造を見直し、誤ってセルフタイマーに設定するミスを防いだ。ファインダーのブライトフレームにも改良を加え、望遠撮影時のフレーミングをより正確に行なえるという。新たに、防水タイプの簡易説明書が付属する。

また、デジタルカメラとして大きめだったバッテリー充電器を小型化。「バッグなどに収納してもスペースを取らない」ほど小さくなったという。90分でバッテリー容量の80%まで充電できる。

なお、M8は引き続き併売する。カスタマーサービス経由で、シャッター、サファイアガラスカバー、ブライドフレームをM8.2と同様にアップグレードするサービス行なう。
そのほかの基本仕様はM8と同等。撮像素子は18×27mmの有効1,030万画素CCDで、実撮影画角はレンズ表記の焦点距離の1.33倍に相当する。最高感度はISO2500。

ローパスフィルターは非搭載。モアレはデジタル処理で除去する。別売のUV/IRフィルターで、赤外カット率を向上させることができる。測光は従来と同じくTTL中央部重点のみ。シャッター中央の白丸の反射を測っている。5段階表示の露出計をファインダー内に装備。
レンジファインダーは有効基線長47.1mm、倍率0.68倍。ブライトフレームは24mmと35mm、28mmと90mm、50mmと75mmの組み合わせで、パララックス自動補正機能がつく。
レンズマウントはライカM。引き続き6bitコード付きレンズの識別に対応し、レンズに合わせて口径食を低減するなどの効果が期待できる。
2コマ/秒で10コマまでの連続撮影や、DNG形式でのRAW記録などに対応する。液晶モニターは2.5型約23万ドット。記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。
本体サイズは138.6×36.9×80.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約545g(バッテリー含まず)。RAW現像ソフトとして、Capture One 4が付属する

M9 もうフィルム機を出さないかも

M92009年発売。外観はほぼM8およびM8.2を踏襲するものの、トップカバー左の液晶カウンターが省略されているなど、若干の変更が見受けられる。また、ホワイト(シルバー)ボディはスチールグレーペイント仕上げという新色になった。

最大の特徴は、撮像素子のサイズをAPS-Hサイズ相当から35mm判フルサイズ(36×24mm)に大判化したこと。総画素数1,850万、有効画素数1,800万のコダック製CCDを採用する。撮影感度はISO80〜2500。周辺部のマイクロレンズを画素の中心からずらすことで、周辺部の光量低下を抑えたという。加えて6bitコードの認識にも対応。装着レンズ別に起因する口径食を低減できる。
M9シルバークロームまた、センサーにIRカットフィルターを装備。M8やM8.2と異なり、IR/UVフィルターは必要ないという。ローパスフィルターは引き続き非搭載。モアレはデジタル信号処理で除去する。記録ファイルフォーマットは圧縮DNG(18MB)、非圧縮DNG(36MB)、JPEG(2〜16MB)。なお、M8.2のDNGは1種類しかなかった。
そのほかの主な仕様は、ほぼM8.2を踏襲している。例えばM8.2と同じ縦走りの金属シャッターを採用し、最高シャッター速度は、アップグレード後のM8およびM8.2と同等の1/4,000秒。絞り優先モード、マニュアルモード、バルブなどの露出モードを利用できる。シャッターチャージは電動式で、シャッターレリーズボタンを押したときのタイミングを設定できる。ストロボ同調速度は1/180秒。
ファインダー関連のスペックはM8.2と共通。倍率は0.68倍、基線長69.25mm、有効基線長47.1mm。ブライトフレームは35/135mm、28/90mm、50/75mmの3種類。フィルムカメラのM7と同じ構成になったという。M8.2およびM8は24/35mm、28/90mm、50/75mmだった。装着レンズによる自動切り替えのほか、フレームセレクターでの手動選択が選択が行なえる。パララックス自動補正がつく。

約2コマ/秒で最大8コマまでの連写機能も備えている。ちなみに有効1,030万画素のM8.2は約2コマ/秒、最大10コマ。記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。液晶モニターは2.5型23万ドット。シャシーはマグネシウムダイカストのフルメタル。カバーは合成皮革。トップカバーとベースプレートは真鍮。本体サイズは139×80×37mm(幅×奥行き×高さ)。M8.2とサイズは変わらない。重量はバッテリー込みで585g。同梱ソフトはCapture One 4からPhotoshop Lightroomになった。WindowsとMac OS Xの両方に対応する。


M9-P ちっとはライカらしくなったかも

ライカ M9-P製品名の「P」は、「プロフェッショナルの要望を考慮した」シリーズであることを示したもの。Mシステムの伝統を受け継ぎながら進化したM9をベースに、優れた耐久性や控えめな存在感など、Mシステムならではのメリットを向上した。液晶モニターのカバーガラスには、耐傷性に優れるサファイアガラスを採用。同ガラスは特殊なダイヤモンド工具でしか加工できないほど非常に硬度が高く、さまざまな衝撃や磨耗から液晶モニターを半永久的に保護するという。M9-P ブラックペイントまた、ガラスの両面に反射防止コーティングを施し、表示が見にくい光の状況下での視認性を向上した。

とのことです。



M9-P 軍艦部尚、滑りにくくホールド性の高いバルカナイト革を採用したのはいいですね。昔のグッタペルカみたいで。それから、軍艦部にロゴがもどり、いやらしいライカのロゴマークと、ご親切なカメラの機種ロゴもきえた。

ライカも知ってか知らずか、Pの意味を上手にはきちがえ、「これはその道の仕事でプロ並みになった高額所得者向け、決して写真のプロではありません。」と云っているようだ。


M M10ではなかった

ライカM シルバークローム新たに開発された2400万画素フルサイズCMOSセンサー、フルハイビジョン(1080p)動画撮影機能、より早くなったイメージプロセッサ「Maestro」が搭載されます。またISO最高感度が6400へ向上され、ディスプレイも今までの2.5インチ23万ドットから3インチ92万ドットになった。
ライカM ビューファインダー

ライカMは、ライカMシステムで初めて、ライブビュー機能およびライブビューフォーカス機能を搭載しました。レンズから入った像が背面の液晶モニターに表示されるので、被写界深度や露出、色合いなどの仕上がりイメージをその場で確認しながら撮影することができます。ライブビュー撮影が可能になることにより、従来のファインダー撮影の限界を超え、Mシステムの新たな可能性を拓きます。ライブビュー機能は近接撮影や望遠撮影に便利であるのに加えて、より目立たずに撮影できるというメリットもあります。

ライブビュー撮影はMレンズとRレンズのどちらでも可能です。また、ビゾフレックス電子ビューファインダーのライカ EVF 2(別売)を使えば、モニターではなくファインダーでライブビュー撮影が可能。Rレンズ、ライカ Rアダプター M、ライカ EVF 2を組み合わせれば、一眼レフカメラ感覚で撮影できます。

とのこと。流行のミラーレス一眼風に使える。ネーミングのMは今後ライカはこの形を崩さず、バージョンアップ、マイナーチェンジのみしていくという姿勢の表れでしょう。いちいち数字を増やしていったら切りがないですからね。ちなみに価格は70万円くらい。しかしM6同様何とも間抜けな面だ。


M-E ドイツでは50万円のカメラをエントリーモデルという

ライカM-E初のエントリー機種と位置づけられ発表されたのが、「ライカM-E」だ。ライカ社の伝統的なレンジファインダーカメラにつけられるMの文字にエントリー機種であるEの文字がつけられたライカM-Eは、エントリーといっても、スペック、製品クオリティのどの点においても、従来のデジタルのM型カメラと比べて遜色のない、文字通りの最新モデルとなっている。センサーには、35mmフルサイズの有効1,800万画素CCDセンサーを搭載。同様の仕様を持つライカM9から、USBポートやフレームセレクターレバーなどを省略。真鍮製のトップカバーとベースカバーのカラーには、ライカMカメラとしては初めてアンスラサイトグレーペイントを施し、外装にはホールド性の高いレザーを採用した。ライカM-E

 「ライカM-E」の主な仕様は、撮像素子はライカM9と同様の有効1,800万画素・フルサイズ(約35.8×23.9mm)のCCD、対応感度ISO160?ISO2500(ISO80の拡張設定も可能)、シャッタースピードは1/4,000?240秒。ファインダー倍率は0.68倍、背面のモニターは2.5型約23万ドット表示の液晶方式、利用可能な記録メディアはSD/SDHCカード、バッテリーはリチウムイオン充電池を採用。本体サイズは約W139×D37×H80mm、重量は585gとなっている。



M モノクローム いいねえ、黒に特化したライカ

ライカM モノクロームボディはライカM9/M9-Pを受け継ぐM型ライカのトラディショナルなデザイン。ところが表面の仕上げは全く異なる。ボディカラーはブラックのみ。シルバーやスチールグレーはラインナップされていない。しかもM9、M9-Pのブラックは、塗装したブラックペイントなのに対し、Mモノクロームはブラックにメッキしたブラッククロームだ。ブラックペイントは光沢感があるが、Mモノクロームのブラッククロームは艶のない、マット調の仕上がりだ。またシボ革はM9ブラックとM9-Pが、M3やM2時代を思わせるヴァルカナイトなのに対し、Mモノクロームはソフトな感触の素材を使用している。

さらに注目なのが、ライカMモノクロームには、どこにも「Leica」のロゴがないことだ。M9では赤丸のライカバッジがボディ正面に付いていて、M9-PにはトップカバーにLeicaのロゴが入っている。ところがMモノクロームは、そのどちらもない。無記名の真っ黒いカメラだ。

公式アナウンスでは
撮像素子は有効1800万画素で、Mレンズの高い描写性能を余すところなく引き出せるよう最適に設計されています。この撮像素子は色を「見る」ことはせずに各画素が輝度を忠実に記録し、色を認識する撮像素子を搭載したデジタルカメラよりもはるかにシャープな描写で「正真正銘の」モノクロ写真を撮影することができます。
とのことだ。


M-A 機種名に数字を使わなくなったフィルムカメラ

ライカ M-AライカM-Aは、高精度なメカニズムを備えた純粋な機械式カメラです。無駄を徹底的に省き、撮影に必要な基本的な要素だけを残した設計により、これまでにない新しいクリエイティブな表現が可能です。液晶モニターも露出計もなく、バッテリーさえも必要としませんが、その代わりに高度なメカニズムが凝縮されており、これまでの100年の歴史でライカが培ってきたノウハウの重みを感じることができます。シャッタースピードと絞り値はカメラ本体とレンズで直接設定できるため、被写体だけに集中できます。心地よいシャッター音も、高精度なカメラづくりの技術の高さを裏付けています。とのこと。

要はライカ・エディション100(下記写真)の通常版。外観は現行のMPだが露出計がないので、ボディー前面のあの野暮ったい電池蓋がなくなってスッキリした。しかし、ちぐはぐなM7とM3をミックスしたデザインは違和感がある。中途半端ならばM4を復刻してほしいものである。

しかし、デジタル全盛にフィルムカメラを生産することはすごいことだ。
ライカ エディション100


M-P モックアップかと思った

ライカ M-P

拝借すると。
発売済みのライカMに対し、控えめさを追求したプロ仕様とするモデル。旧モデル「ライカM9」に対するアップデートバージョン「ライカM9-P」などと同様、前面の赤いライカロゴを省略し、トップカバーに筆記体ロゴを配するといった外観上の変更を含んでいる。トップカバーの刻印は、上面のライカクラシックロゴ(いわゆる筆記体ロゴ)のみ。前面の機種名および背面のメーカー名は刻印されていない。ライカMからの変更点としては、メーカー表記にウェッツラーの地名が加わり「LEICA CAMERA WETZLAR GERMANY」となっている。ライカカメラ社はライカM発売後に拠点をドイツのゾルムスからウェッツラーに移しており、以降の新製品にはWETZLARの文字が加わるとされていた。ライカファンにとって意味深い発祥の地であり、5月の新社屋オープン以降に登場したライカTやライカMモノクロームのシルバーカラーでは、すでに同様のメーカー刻印になっている。撮影に関わる仕様面では、バッファメモリーをライカMの1GBから2GBに増量。連続撮影枚数が増えている点を特徴とする。連写速度は3コマ/秒。フレームセレクター・レバーがついた。
とのこと。

ライカ、迷走しすぎ。ちなみに下記画像はM型ライカ60周年記念モデル、ライカ エディション60。背面の液晶がない。
ライカ エディション60
ライカ エディション60 背面


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