ヘクトール(HEKTOR) 135o f4.5
1933年
製造本数:69731本
シリアル:156000-1730000
レンズ構成:3群4枚
最小絞り:f36のちf22
最短撮影距離:1.5メートル。
フィルター径:36o
フード:FIKUS(12530)
エルマー135mmf4.5の後続で発売になった。鏡胴はほとんどエルマーと変わらない。製造期間は長く1960年まで続いた。エルマー135mmf4.5と共にライカレンズで最も廉価である。レンズヘッドは取り外しが出来、アダプターを介しビゾフレックスに取り付けられる。
1947年No.590551からコーティングが施され、1947年からは絞り目盛りが国際式に改められた。また初期は写真シルバー部分はニッケルメッキだが、すぐにクロームメッキに変更された。1950年からはブラックペイントを廃止しクローム仕上げになった。根本には皮が張られているがクロームと言っても一部はシルバー塗装である。クローム仕上げの初期はブラックペイント版と同じ回転ヘリコイドだが、後期は直進ヘリコイドとなった。ブラックペイントのもの一部にシルバー仕上げと同様に皮の張られたものもありレアものである。

エルマー(ELMAR) 135o f4.5
1931年
製造本数:5259本
シリアル:番号なし-300000
レンズ構成:3群4枚
最小絞り:f36
最短撮影距離:1.5メートル。
フィルター径:36o
フード:FIKUS(12530)
ライツ最初の長焦点レンズ。初期のものはバルナックC型の頃で、距離計に連動せず、レンズにはボディーのシルアルナンバー下3桁が打ってある。よって、他のボディーで使うとピントは合わない。製造本数の内3000本くらいはシリアルナンバー下3桁をもつ互換性のないもの。
三脚はレンズに取り付けることが出来る。
写真のシルバー部分は初期はニッケルだが後期はクロームメッキである。ライカレンズの中では最も廉価な部類に入る。

エルマー(ELMAR) 135o f4
1960年
製造本数:3282本
シリアル:約1717000-2050000
レンズ構成:4群4枚
最小絞り:f22
最短撮影距離:1.5メートル。
フィルター径:39mm
フード:IUFOO(12575)
前記ヘクトールの後続として登場。時代はM型であったのでMマウントの流用品である。とは言っても3000本あまりもある。Mマウントからの流用だけあってフィルター径は39mmになりフードはIUFOO(12575)を使用する。レンズヘッドは取り外し可能でビゾフレックスに取り付けられる。
ライカレンズには珍しくバリエーションはない。

